ヒロカズの読書日記

このブログは、読書したことから、考えたことを書いていくブログです

エッセイ

おじいさんと自分だけの生き方

自分だけの生き方とは何だろう?最近よくそんなことを考える。 自分の人生がつまらない理由が最近なんとなくわかってきたのは、自分だけの人生、というものに思いめぐらせるようになったからだと思う。 きっかけは色々ある。見栄やプライドといった余計なも…

僕の周りの変わった人々①Hさん

Hさんは若者に負けないくらいのエネルギッシュさを持っている。いつもギラギラと何かを追い求めてやまない永遠の夢追い人、それがHさんだ。 Hさんと僕は最初、あまり打ち解けなかった。それは両人の性質の違いによるところが大きい。僕はどちらかというと、…

『ビリー・ワイルダーの「サンセット大通り」』(村上春樹著、「村上朝日堂」より)感想文

勉強は嫌いだ、という人は多いと思う。僕は勉強に関する村上さんのこのエッセイがとても好きでよく読んでいる。僕も学生時代全く勉強しなかったのだが、でも何かしら毎日あったような気もする。でもそれを正面切って勉強とは呼びたくない。勉強に対しては誰…

最近友人からLINEが来た話

土曜日の夜にふとスマホを開くと、LINEが来ていた。 かなり珍しいことだ。見てみると、友人の、僕よりやや年配のNさんからである。 Nさんはかなり色々なことに気を使う、結構繊細な方だ。色々なことを考えているし、感性がかなり独特に発達している方だと思…

こんな天気いい、みたいな感じにされてもなあ・・・とダンゴムシの気分で思う

今日は京都はすごく天気がいいのである。もう、ものすごくハッピー、うちら最高に気分がいいの!みたいな天気なのだ。南国リゾート地にいるかと見紛うようなキラキラとした陽光と、コンクリートに影を落とす緑の陰影が濃くって、なんだか若返ったような気に…

リリー・フランキーとコラムの魅力

僕にとって文章を生業にする人のイメージは作家ではなくコラムニストだ。 作家の書く文章はもちろん大好きだが、彼らの書いた文章はなんとなく「職業」のイメージがない。彼らの書くものは優雅すぎて「それで食っている」という卑しさを超越したものだ。 も…

布団の似合わない男

つい先日のことだった。とある友人と寝る前の楽しみについて話していた折のことである。一日の終わり、その日を締めくくるに足るイベントとして、どんな楽しみを享受しているか、そういった話題だったのだが、その方は、なんと、すぐに布団に入って寝る、と…