村上春樹
勉強は嫌いだ、という人は多いと思う。僕は勉強に関する村上さんのこのエッセイがとても好きでよく読んでいる。僕も学生時代全く勉強しなかったのだが、でも何かしら毎日あったような気もする。でもそれを正面切って勉強とは呼びたくない。勉強に対しては誰…
勉強というのは欲得ずくでするものではない、とつくづく僕は思っている。 欲得ずくでなされた勉強は大した役には立たないのである。 何故だろうか? 学びというのは実はそれがどこでどう役立つかわからないという場合に最大の効果を発揮するからだ。 村上さ…
何かを継続するにあたって、淡々と、というのは非常に重要なことなんだなあ、と思う。 特別なことはしなくていい。きちんとやるべきことをこなしていけばいいのだ。 そんな感慨を抱く時、僕は村上春樹さんの「職業としての小説家」という本を思い出す。 この…
清潔な生活(村上春樹著「村上朝日堂」)を読んだ。このエッセイには人としての生活の頼りなさが爽やかな筆致で描かれており、読むものの心になんとも言えない切なさを残す。人間はどんどん変わっていく。それは年を取る以上仕方のないことだ。 村上さんの学…
わからないことがありのままに記述されているのが村上春樹のエッセイの魅力の一つだ。 わからないということがどういうことなのか村上さんに学んでみよう。 (注:このエッセイは海外でチップを払う時の金額の決め方、つまり「チップ問題」について書かれた…