ヒロカズの読書日記

このブログは、読書したことから、考えたことを書いていくブログです

こんな天気いい、みたいな感じにされてもなあ・・・とダンゴムシの気分で思う

 今日は京都はすごく天気がいいのである。もう、ものすごくハッピー、うちら最高に気分がいいの!みたいな天気なのだ。南国リゾート地にいるかと見紛うようなキラキラとした陽光と、コンクリートに影を落とす緑の陰影が濃くって、なんだか若返ったような気になっちゃうくらいのテンションである。なんでこう世界の気分はあっけらかんと変わるのだろう?
 このところ暗いニュースが多かった。僕自身も世界の暗い情勢を鑑みて、もうちょっと自分の生き方を考えなきゃなあ、とか思って、暗い気分になることが多かった。まるでジメジメとして、日陰で生きるダンゴムシのような気分で暮らしていた。
 なのに、今日の京都のこの天気ときたら・・・・一瞬、「世界には何も悪いことなんかありません」みたいな感じがして、空恐ろしい感じさえする。子供が三輪車でノロノロノロ、と僕の脇を通過して、お母さんに、「〇〇子!(近くに知らない人が通っているでしょ!)」と注意を受けていた。平和なもんだ。
 どうしてこんな風に世界というのはさくさく気分を変えられるのだろうか? 今日の京都の天気を見て、「こんな天気いい、みたいな感じにされてもなあ・・・」と腑に落ちない気分を味わった人はいないのだろうか? 僕みたいに色々とうまくいっていない人はきっといるはずだ。
 なんとも天気のいい、素敵な休日である。大人になると、そんな休日を楽しめなくなる日がやってくるのだと、ようやく知った33歳の夏。これからの猛暑に耐えていくことを考えただけで、気力が萎えていく。今年はどうやら、日向で死にそうになっているダンゴムシの気分で夏を迎えそうだ。

(noteにて投稿 2020/06/07 16:53 )