2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧
今日は京都はすごく天気がいいのである。もう、ものすごくハッピー、うちら最高に気分がいいの!みたいな天気なのだ。南国リゾート地にいるかと見紛うようなキラキラとした陽光と、コンクリートに影を落とす緑の陰影が濃くって、なんだか若返ったような気に…
僕にとって文章を生業にする人のイメージは作家ではなくコラムニストだ。 作家の書く文章はもちろん大好きだが、彼らの書いた文章はなんとなく「職業」のイメージがない。彼らの書くものは優雅すぎて「それで食っている」という卑しさを超越したものだ。 も…
つい先日のことだった。とある友人と寝る前の楽しみについて話していた折のことである。一日の終わり、その日を締めくくるに足るイベントとして、どんな楽しみを享受しているか、そういった話題だったのだが、その方は、なんと、すぐに布団に入って寝る、と…
よくテンパっているときなどに、「終わった」という言葉を吐いてしまうことがある。 この言葉はなんとなく不思議なニュアンスを帯びている。 我々が「終わった」と言うとき、事態はまさに「始まっている」からだ。 言葉というものは往々にして反対の意味を帯…
今回は「わからない」という状況のもたらす利点について書いてみたい。これもかなり変な話だが、注意して聞いてみてください。 さて、一般に「わからない」というと馬鹿の代名詞のような意味であったり、脳味噌が足りていない、というような印象を人に与えて…
勉強というのは欲得ずくでするものではない、とつくづく僕は思っている。 欲得ずくでなされた勉強は大した役には立たないのである。 何故だろうか? 学びというのは実はそれがどこでどう役立つかわからないという場合に最大の効果を発揮するからだ。 村上さ…
noteの有料コンテンツの未来について考えた。 情報の価値について深く理解するために、従来の本屋で販売されている書籍と、noteの有料コンテンツの違いについて洗い出してみるのは有益なのではないかと思う。 簡単な相違点として、noteの有料コンテンツと、…
大学院時代、作家になりたくて、唐突に大学院を退学した。 それからの歳月、読書を大量にこなしたが、ある日、次のような一節に出会った。「この人の言葉の本当の意味を理解し、このひとの本当の深みを知っているのは私だけではないか、という幸福な誤解が成…